時の流れ

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あの日から、 1年くらい後だったか、 もっと後だったか、 曖昧な記憶の彼方。 あれは、 確か、 礼子ねぇと、 軽い喧嘩して、 家に帰りたくない気持ちが、MAXな日だったと思う。 塾の前で、 偶然、裕美ねぇの友人に声をかけられた。 家にもよく遊びに来ていた、 大学の後輩…しおりと志帆。 裕美ねぇがいなくなって、 当然、遊びにこなくなってたから、 久しぶりに会った。 「久しぶりだから、ジュースでも奢ってあげるよ!」 そう言われて、 家に帰りたくなかった俺は、 二人について行ったんだ。
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