ー過去ー

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会社に着いて、 鬼上司の吉武さんの作業の アシスタントしているときに 気がついた。 沙羅『あれ? 明日の資料ファイルがない…』 あ…きっと 達也の家に忘れた。 リビングのテーブルに置き忘れた ファイルを取りに行こう。 そう思いながら吉武さんの 資料を整理していた。 .................... 沙羅『終わった~!』 作業は終わったのは 夜の8時。 吉武「悪いな龍崎… 礼に飯でも食いに行こうか。」 鬼で怖い人だけど、 頑張ったら必ずご褒美くれる人。 けれどその日は 沙羅『ごめんなさい。 友人の家に資料ファイル忘れたので取りに行ってきます。』 吉武「じゃあ…送ってく。」 沙羅『いいですよ。』 私は断りを入れた。 でも吉武さんは… 「いい。送る。」 引く気は無いらしく… 沙羅『ではお言葉に甘えます。』 吉武「よし。」ニカッ。 吉武さんは達也のアパートの前まで送ってくれた。 私は3階の達也の部屋まで駆け足で 上がった。 カンカンカンカン… 3階の廊下を歩くと達也の部屋の電気は消えていて、 私は合鍵で部屋の鍵を開けた。
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