第1話プロローグ。

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「龍崎…随分余裕だな。」 『そんなことありません。』 そう言いながら頼まれた コピーと元本を渡した。 カタン… ぽんぽん。 部長はコピーした紙をもち立ち上がり 私の頭を優しく叩いた。 「サンキュッ。」 部長は会議室へと姿を消した。 部長の名は 吉武智明。 若干30にして部長。 かなりやり手な方だ。 頑張れば誉めてくれる。 けど、何もかも全てが終了するまでは かなり厳しい鬼だ。 『あ。仕事続きしなくちゃ。』 私は踵を返し次席に戻った。
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