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あれは1年前の夏…
私が元彼の達也と婚約した時の話し。
沙羅『最近忙しくて中々会えないね…』
達也「お互いにな…」
少し寂しそうな達也を見て胸が
キュンとなった。
沙羅『あと少しだよ。』
あと少しで一緒になれるよ。
そう言いながら達也を抱きしめ、
暫くしてから離れた。
沙羅『あ…もう時間だ。
行かなきゃ。』
達也「…ああ。」
沙羅『じゃあまたね。』
達也「またな。」
私はスーツのジャケットを羽織り、
玄関でパンプスに足を通し、
達也のアパートを後にした。
休日と言うのに鬼上司に呼び出され
急いで会社に出社した。
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