第1話・雨の日の出逢い

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――それは俺がワンパン(←ここ重要)で倒した魔王が住んでいた、魔王城でのことであった。 “……勇者よ、よくぞ…我を倒したな…” 「いや、よくぞとかいうほど頑張ってないから。むしろアンタ一撃だろ」 “よく聞け勇者…。歴代の勇者とは違う…我を倒したお前に、一つ忠告だ” 「うん、もう良いから死んじゃえよ。何で首以外吹っ飛ばされても生きてんの?怖いよ」 “…勇者よ。神を……天上に住まう者たちを…信用するな……” 「はぁ…?神様なんているわきゃねーだろ。妄想乙」 “神は…いる。いいか?神を信じるなよ…?信じたが最後。死ぬのは…お前だ” 「むしろアンタが死ね。いい加減しつこいぞ」 “………ふっ、最後まで…ぶれんヤツだよ…” 「俺の言葉完全スルー?その耳聞こえてんのか?」
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