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そうして時は過ぎ、昼休み。
四時限目の授業が終わった辺りから、少し窓を覗いていたが、雨は一方に強くなるばかり。
それに加えて強烈な風。
「…ビニール傘保つかな?」
傘の骨折れたらどうしようもないしなぁ。止んでくれるのを祈ろう。
「…っと、購買行こ」
チラリと壁に掛けてある時計を見ると、まだ終わってから二分そこらしか経ってない。
………カレーパンぐらい残ってるといいな。
そんな淡い希望を抱きながら、購買のある一階を目指して教室を出た。
結果だけ言おう。
パンの耳しか売ってなかった。
「…クソォ、乗り遅れたのが痛かったなぁ……」
いつもはカツサンドとか余裕で買えるのに…甘く見ていた。
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