屋上

3/14
57人が本棚に入れています
本棚に追加
/64ページ
…これは起きないとさらにめんどくさいな、と思い 『…何?』 仕方なく顔を上げ、そう答えた ??「あ!やっと反応してくれた!」 こいつ… 私に声をかけてきたのは、やたら顔の整った集団の1人だった …関わりたくないな、と思って 『…何か用?ないなら寝たいんだけど』 素っ気なく言い放った ??「…君、僕らのこと知らないの?」 若干目を見開きながら聞いてきた ……は?? 『…知ってるも何も、私はお前らと初対面なんだけど。知ってる訳ねぇだろ』 その言い方がイラッとしたので、冷たく言うと ??「…僕たちは、龍虎っていう暴走族なんだ」 …龍虎? 確か全国No.2の族だった気が… って事は...、悠李達の後輩だよな...? …うわー、やっぱめんどくせぇ奴らだった だから、私が返した言葉は 『…へぇ』 だけだった そうすると ??「え、それだけ…?…怖く…ないの?媚とか…売ってこないの…?」 驚きと戸惑いと期待が入り交じった目をしながらそう言ってきた
/64ページ

最初のコメントを投稿しよう!