屋上

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でも、そんな事思ってももう戻れない …いや、戻るつもりもない 私があの頃の事を思い出してしまうのは……、こいつらの雰囲気があいつらに似ているからだろうな… だから、これ以上思い出さないように早くこいつらから離れようと思い、 『…で?私をここに連れて来た理由は?しかも無理やり。私は断ったよな?私はお前らに関わるつもりはねぇから。…じゃあな』 そう一気にまくし立て、再び立ち上がろうとするが 魁「…俺が、いや、…俺らが気に入ったから、っていう理由だけじゃだめか?」 …はぁ?気に入ったから無理やり連れてきた? お前らは自己中か お前らが気に入ったとか、私には関係ねぇんだよ そう言ってやりたいが、何を言っても無駄なような気がするから無言で魁を見据えた
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