屋上

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魁 side バタンっと閉まったドアに、静まり返る屋上 はぁ...、そう簡単にはいかねぇか 内心溜息を吐けば、 耀「魁、どうしますか?彼女の事」 仕方ねぇ 『...調べろ』 耀「分かりました」 そう言うと、耀はパソコンを開き、調べ始めた それを横目に、あいつの事を考えていれば、 月「...やっぱり、桜李は他の女達とは違うね」 ぽつり、月斗がそう言葉を零した 星「...俺も、あいつなら、大丈夫な気がする」 龍「......俺も、大丈夫、そう」 月斗はいいとして、珍しく星斗と龍騎までもがそう、言い始めた それに驚きつつ、俺も、そう思った 最初は、俺等に興味も示さない初めての女として興味を持った だが、それ以上に、あいつのあの瞳の奥深くにチラついているドス黒い闇に、何故か惹かれた そして気が付けば、 『気に入った』 そう口走っていた
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