第6話

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シリカ「カインくんこれからどうする?」 カイン「俺は少しストレアの様子見てくるわ」 シリカ「うん、わかった、あたしは部屋に戻ってアリアのこと見とくね」 俺はシリカと別れてストレアが寝かされている空き部屋の前にたちノックをする。 カイン「カインだ、入るぞ」 そういって部屋にはいると上半身を起こし窓から夕日を見ているストレアがいて入ってきたのに気づきこちらに振り向く。 カイン「お目覚めだったか?」 ストレア「あ、うん、もしかして運んでくれたの?」 カイン「当たり前だあんなところで置いていったらそれこそ不義だ」 ストレア「そうなんだ、ねえあの後あいつは…どうなったの?」 カイン「…消えた…けどデュークが言うにはまだ生きてる」 ストレア「…ごめんね、ここまで運んでくれてありがとう、それじゃあ私いくね」 カイン「行くってどこにだ?それに今日は泊まっていけ」 ストレア「これ以上迷惑はかけたくないし、それにあいつは…他人のようには思えないんだ」 カイン「あいつって…深淵の闇か?」 ストレア「うん、私ね、このSAOに来るまでの記憶がないの」 記憶がない?確かにそんなプレイヤーもいるがそれでも断片的にという話だが ストレア「気が付いたらはじまりの街にいて、覚えていたのはストレアの名前だけ…」 ストレア「でも深淵の闇を見てると何感じたの、もしかしたら深淵の闇を追えば私の記憶も戻るんじゃないかって…」 カイン「…」 ストレアはかなり重い過去を背負っても前を向いて生きてるって訳か ストレア「それじゃあほんとにありがとう、また何処かで」 そういってベットから出て…俺の横を通り部屋から出ようとしたときに俺は声をかけた。 カイン「なら…一緒に来るか?」 ストレア「え?」 カイン「俺達も深淵の闇と戦う…それはさっき決めたし目的も深淵の闇だから一緒、だから共に歩くのもいいとは思うが?」 ストレア「そうかもしれないけど…」 カイン「なら決まりだな、それじゃあよろしくな」 そういって手を差しのべる。 ストレア「…うん、これからよろしくね」 ストレアは考えた末に俺との協力を承諾しストレアは凛々の明星にはいり、ここに住むことになった。
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