8/26
250人が本棚に入れています
本棚に追加
/445ページ
「はい」 カウンターから出てきて、また私の隣に座った、はっちゃんが私の目の前に置いたもの―――。 「パフェ?」 ここのお店とは無縁の物が出てきたので、パフェの方に気をとられる。 「そうよ、パフェ。 甘いもの食べたら、ちょっとは元気になるんじゃない? 今日は、もうアルコール禁止。 お酒に逃げるのが悪いとは言わないけど、今日は私と女子会しましょ?」 そう言うと、はっちゃんはお店の外へ行き看板の電気を切る。 「これで、貸切りよ」 満足そうに言った、はっちゃんは2つあるスプーンの内、1つを持ってパフェを食べ始める。 はっちゃんが作ってくれたパフェは普段お店で出すフルーツをたくさん乗せて、生クリームが大量に乗っていた。 下からフレーク、スポンジ、生クリーム、フルーツ、生クリームが重なっていて、プリンまで乗っている。 パフェの横には、チョコソースやストロベリーソース、クラッカーと好きなようにアレンジできるように別のお皿に乗せて、置かれていた。
/445ページ

最初のコメントを投稿しよう!