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「それじゃ、ボク帰るね。京子ちゃん。」
「うん、お兄ちゃん。」
京子ちゃんの家を出て駅へ向かっていたら…
公民館広場でバザーを開いていた。
ちょっと覗いて見たら、綿菓子を売っていたので、百合のお土産として買って帰る。
「ただいま~百合。」
「お帰りなさいませ。旦那様。」
「はい。お土産。」
百合に綿菓子を差し出す。
「なんですか?旦那様。」
「あーこれも、砂糖菓子で綿飴って言うんだょ。」
「ありがとうございます。旦那様♪」
ボクは袋から綿飴を出してやり、棒を持って食べるように教えた。百合は一口食べて。
「美味しい♪」
ボクは百合が嬉しそうに食べているのを見て微笑む。
「こんなの初めてです。ありがとうございます。旦那様♪」
「いぇいぇ、喜んでくれてこっちも嬉しいょ。」
百合は満面な笑みをボクに向ける。
良かった。機嫌が悪くならないで; なぜなら?
ボクが何処へ行ったのかは勘づいていると思っていたからである。;
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