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制服を着ているから白嶺の生徒だということはわかるはず。
だけどどうやって学年まで見分けたんだろうか?
「名札に入ってるラインがボク……
わ、私と同じだったからです。」
……そんな秘密が隠されていたとは。
「よく知ってますね。」
僕は素直な感想を彼女に述べた。
「ボク……
私の母も白嶺の生徒だったので知ってただけです……。」
なるほど、そういうことか。
……それより気になった点が一つ。
「いきなりで失礼だけど……
君って……
ボクっ娘?」
さっきから一人称が「ボク」だったり「私」だったりした気がするのだけど。
僕がそう言うと少女の顔がどんどん赤くなっていき。
「そ、そうですよぉ……。
どうせ変ですよぉ……。」
うつむきながら涙声でそう言った。
いや、そんなこと一言もいってないけど。
てか、なんで涙声?
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