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とにかく、今はただひたすらに走る！それだけだ！
僕はそう心に決め、学校に向かって走り出した。
ｰｰｰｰｰｰｰｰどのくらい走り続けただろうか。
何回目か分からない曲がり角を右に曲がり、ようやく白嶺学園の校舎が正面に見えてきた。
……さぁ、ここからが問題だ。
白嶺学園はその名の通り小高い丘の上に建っている。
つまり、これから緩やかな上り坂を進まなきゃいけない。
「…………。」
もう、後には、引けない！
僕は覚悟を決めて、学校への坂を登りはじめた。
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