涙も出ない

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俺は授業が終わるとすぐに、スーパーに向かった。 『今日はバイトか?』 『遅番だけどな。ギターの下見してから行くから急ぐんだ、じゃな』 直樹の質問をサラリと交わすと俺は、駅へと急いだ。 学校から駅までは、歩いて10分の距離だった。 駅の改札を抜け出して所で、俺は思わず振り返った。 『兄貴・・・』
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