俺の夢

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俺は、頭があまり良く無いのは自分で分かっていた。 だから、父親みたいに弁護士になろうとか、兄みたいに医者を目指そうとか思った事は一度も無かった。 自分が一番得意な事で、輝ければそれでいい。 いつの頃からか、そんな風に思うようになっていた。 そして、見つけたのは中学三年の時に友達に勧められて始めたギターだった。 『母さん、今日はバイトが遅番だから夕飯はいらないよ』
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