俺の夢
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弁護士の父は留守がちだったけど、俺にも兄にも同じように優しかった。 でも兄にとって俺は、勉強もしないでギターに夢中になっている軽蔑する存在だった。 でも兄貴は変わってしまった。 『ねぇ、光太郎のお兄さん最近どうしてる?』 毎日、駅まで一緒に通学している幼なじみの真由美に聞かれて少し慌てた。 『医学部落ちて、浪人してるんでしょ?予備校とか行ってるの?』 真由美は不安げな表情で、俺に聞いた。
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