意識不明

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おばあちゃんは、俺の顔を覗き込んで優しく言った。 『大丈夫かい?』 俺は、おばあちゃんが一瞬、神様に見えてしまいここは天国だと思ってしまった。 『痛かっただろう?大変だったな』 そう言っておばあちゃんは、手をさすってくれた。 ・・・あったかい。 おばあちゃんの手は、しわしわだったけど暖かかった。 その時、俺はやっと生きている事を実感したのだった。
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