おじいちゃん
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おじいちゃんの家は、隣と言えども遠かった。 既に8時を過ぎていたから、辺りは街灯も無く昼間にも増して怖く感じられた。 遠くにポツリと灯りが見えて来た。 あれがおじいちゃんの家らしかった。 この暗い夜道を、少し歩いただけで背中の傷がヒリヒリした。 『あのさ、少しゆっくり歩いてもらえないかな』 俺は、耐えられ無くなって言った。
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