田舎暮らし

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そんな風に答えながらも、俺はおじいちゃんが脚を屈伸して見せたのを思い出した。 『章一郎、もしかして・・おじいちゃんの脚、まだ治ってないの?』 おじいちゃんは、俺の方を見ようともせず、俯いたまま脚をさすっていた。 『まだリハビリ中だせ。やっと静かに歩ける程度になったんだから』 昨日は、俺の前で普通に歩けると嘘のアピールして見せていただけなんだ。
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