一生暮らしたい

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こんなに広い家に、一人きりだと食事を作る気にも食べる気にもなれず、俺は部屋で時間を忘れたように宿題に励んでいた。 夏休みも残り少なくなって来て、正直焦りを感じ始めていた。 ここでは、まだまだやらなきゃいけない事が沢山あって、もうそれには時間が足りないような気がしていた。 『こんばんは!光太郎居る?』 章一郎の声だ。 『あれ、じいちゃんは?』
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