一生暮らしたい

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章一郎は、玄関先で辺りを見回しながら言った。 『ゲートボールの仲間と温泉に泊まりで行ったよ、何泊するかはまだ決めていないらしいけど、足によく効く温泉らしいから・・』 『そうか・・早く足治さないとな、光太郎も帰ってしまうもんな・・・』 章一郎の言葉に俺はハッとした。 おじいちゃんは、ゲートボールの大会の為にだけ足を急いで治したがっていた訳じゃ無かったんだ・・・。 俺は何だか恥ずかしくなった。
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