悲しい初恋

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頭の良い兄貴と比べられて、親戚に冷たい目で見られてどうして良いか分からない時期があった。 でも俺には、音楽があった。 そしてギターを覚えて、歌う事に出会えた。 だから今の俺があるんだ。 美奈子さんの話を聞きながら、自分の事と重なり思い出していた。 『でもそんな時に、和彦君が救ってくれたの』
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