いよいよ本番 ・2

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『父さんの代わりが務まるか自信は無いけど、田吾作じいちゃんを支えて生きていきたい。だから天国の父さん、俺を見守っていて下さい』 辺りは一瞬にして、静まり返った。 そんな雰囲気の中で、和真が大きく息を深呼吸して言った。 『聞いて下さい、父さん、ごめん』 『父さん、ごめん~♪』 和真の歌声は、本当に星空を超えて天国まで届きそうな位、響き渡った。 俺は和彦おじさんにも、この歌声は届いていると思った。
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