49人が本棚に入れています
本棚に追加
「じゃあさ、山南さんは新撰組じゃん?明里さんよか先に死んだらどうすんの?」
そう遠くない未来のお話し。
明里さんの傍には
山南さんはいないもの。
「そうですね。。。そんなことはないでしょうけど、万が一そうなったら。。。私のことは忘れて、日の当たる場所で幸せになって欲しいですね。」
「逆に明里さんが先に死んだら?」
「胸が張り裂けて私も死ぬでしょう。」
「ちょっとー!それじゃダメじゃない?明里さんには山南さんが先に死んでも幸せになってほしい。山南さんは幸せにならずに死ぬとか。」
「明里がいない世界には興味がないのでね。」
「うーん。。。納得いかないけど、そんなもんか。それが相手を想うってことなんかもなー。」
「そうですよ。」
にっこりと山南さんは微笑む。
きっと山南さんは明里さんがいなくなったら、本当に亡くなるだろう。
そんな未来はないけれども。
願わくば
二人とも生きて
笑って過ごせる世界がいいなと思う。
最初のコメントを投稿しよう!