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そーっと後ろを向いてみた。
…女の子！！
とりあえずあたしは
勢いよく後ろを向いた。
視界に飛び込んできた女の子は
むっちゃくちゃ可愛い子だった。
黒髪美人、まさにそんな子。
ストレートで胸元まで
伸びたきれいな髪。
目は大きいしまつげは長い。
唇もきれいに整ってて
つやつやのグロスでも
塗ってあるかのようで。
だめだ、こんなお方と仲良くなんて
できな…
「梨沙ちゃん…だっけ？」
黒髪美人の初めての発言。
声まで可愛いとかもう反則、ありえない
しかもなぜあたしの名前がわかるのだ。
「え、名前…」
「座席表、見ればわかるよ」
黒髪美人は軽く微笑んだ。
…女のあたしでも惚れるわよ。
「あたし樋口千聖（ひぐち ちさと）、
梨沙ちゃんよろしくっ！！」
黒髪美人、いや千聖は
最高の笑顔で微笑んだ。
こうしてあたしは
初めてのお友達をゲットしました。
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