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三城卓は自室でハンバーグを食べていた。美味い。非の打ち所などありもしない。ゆっくりじっくりたっぷりと至福の時を堪能し、皿だけそっと戻しておいた。
暇なのでテレビゲームの電源をつけた。ゲームすらも人並み以上には上達しなかったが、自分以外の他者を蹴落とすことができるので嫌いではなく、むしろ好きだった。
そしてふと虚しさを覚えて、電源を落とした。セーブするのを忘れていた。けれどどうでもよかった。幼馴染がいるから、どうでもよかった。
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