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―・・・ これもOK、これもOK、これもOK……ん、終わった。 サッと腕時計を見ると9時半ちょっと過ぎ。 予定よりちょっと早く終わった事に喜びを感じつつ、デスクの上を片づけ始めた。 PCをシャットダウンして、デスクを綺麗にして、書類をまとめてバッグに入れて… 「お先失礼します。」 一応上司である谷崎に挨拶しとく。 『お疲れー…って、あれ?羽石ちゃんもう終わったの?なんだー終わったら今日こそ食事に誘おうと思ったのにー』 コイツはどんだけ2人で食事に行きたいんだよ。 1人でトイレ行けない小学生じゃあるまいし。 「そんなに食事に行きたいなら桜井さんと行ってくればいいじゃないですか。」 私がそう言ったら谷崎はキョトンとしてしまった。 何?私間違った事言ったかしら? 『羽石ちゃん…それってもしかして、ヤキモチ?』 「…。」 あまりの的外れぶりに呆れて言葉が出てこない。 否定するのもめんどくさい…。 私はにっこりと笑みを作ると「お疲れ様でした。」と言ってオフィスを出た。 谷崎は追いかけて…こない。 うまく対応出来たみたいね。 あー疲れた、さっさと帰りましょ。
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