明暗

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「やめろよ~。」 そのままジャレ合いながら美奈の体を後ろから抱きしめた。 「もぉ~苦しいよぉ。」 美奈のシャンプーの匂いがする。 「なぁ…。 俺、あいつと別れるよ。」 「えっ?」 美奈は驚いて直樹を見上げた。 「いいの? 私、今のままでもいいんだよ。」 「今までごめんな。」 抱きしめる腕に力が入った。そのまま美奈に優しいキスをした。
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