心理学とスプラッターに挟まれた紙飛行機

2

日付は書かかれていないが、日記のようなものだろうか。
変わった内容だ。

冒頭の文に書いてあることにいきなり矛盾して、俺がこの日記を手にして読んでしまっているわけで、書いた本人には少し悪いことをしてしまっただろうか。

さて、この日記をここまで読んだ段階で、この後の内容にすでに興味が湧いていた。

この変わった感性の持ち主を、少しでも理解してみたい。
理解されたくないというこの人の考えを、勘違いでも一握りでもいいから、理解した気分を味わってみたいと思ったのだ。