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ダンジョンメイカー2.5
あの闘いの後、俺達はダンジョンへと帰還した。
ローズガーデンでは俺は戦え無いし、何よりアイリス達騎士にとって危険の少ない訓練となる、ガソダムゴーレム、忍者が居れば無理も無い。
それよりミュラーをダンジョンメイカーから出す事が出来る!
そちらの方が俺にとって重要な事だった。
さっそくユーリとビボヤン、俺の三人による会議がコアルームで開始される。
コアルームは少し薄暗い、何故ならビボヤンは結構グロく明るい場所ではちょっと……
いや!そんな理由では無い。影像が見え難いからにしておく。
そんな薄暗く少し狭い空間には、机の上のミュラー、隣の椅子で浮くビボヤン、正面には俺、その横には亀甲のユーリが静かに椅子に座り、騒ぐどころか誰1人声を発する者は居ない。
アレだ
念話により秘密の会議中なのだ、理由は一つ。
魔族への情報漏洩のリスクを減らす為である。
『さて。集まってもらったのは他でも無い』
『ワクテカ、ワクテカ』
……
残念なお知らせから行こう。
勇者ユーリの事だ、彼女はペッコロとの闘いにおいて覚醒した。
頭からすっぽりと布に覆われ、視界を奪われたうえに、戦闘の真っ只中に放置されたのだから。
覚醒の条件をクリアしたのだろう。
それはもう見事に亀甲好きなドMへと退化してしまいました。
『既に自分で縛って来ましたから、直ぐにプレイに入れますよ』
覚醒後は何時もこんな調子であり迷惑以外の何者でもない
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