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「頭痛いの?大丈夫?」 頭抱えてしゃがんでる俺の後ろから三田さんの声が聞こえて、恥ずかしさで微妙な笑顔で立ち上がる。 「いや大丈夫です、なんでもないんで」 「そう?」って首を傾げる三田さんを残してそそくさと店内へ戻る。 何やってんだ俺。 ほんと、調子狂う。 なるべく仕事に集中すること小一時間。 また視界に入ってしまったアイツ。 その姿は携帯で話してる。 わざと視線逸らしてレジに入る。 少ししてギョッとした。
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