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「知らない天井だ…」
まさか有名なこの台詞を使える日が実際に来るとは思わなかった。
でも、気がついたら真っ白な空間だったらこうなると思う。
「おや。やっとお目覚めかな?」
声の聞こえた方を向くと腰まではある金髪、蒼い瞳、白い肌の『イケメン』が立っていた。
「取りあえず3回タヒね!」
「急にひどいな?!」
うん。イケメンは敵だ。俺の反応はごく正常だと思う。
「んで?まぁなんとなくは解った気はするが敢えて聞こう。
あんたは誰で、ここはどこで、何故俺はここにいる?」
まぁ今まで読み漁っていた携帯小説とかだとこのパターンは異世界チート転生フラグだろう。
そう思いながら目の前のイケメンに聞いてみた。
「うん。そうだね。まず僕は君が想像するように俗に言う『神様』と呼ばれる存在でここは天界にある僕の私室。そして君は死んだからここにいる。」
(やっぱりか…)
自分自身の想像が当たっていた事もあるがナチュラルに読心された事に説得力を感じこの事実をすんなり受け入れる事が出来た。
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