壱話目 信じようと、信じまいと

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壱話目 信じようと、信じまいと

  私は常に創作にあらず。私は実態である。 私は常に事実にあらず。私は現実である。 私は、暗闇であり地下であり背後である。 私は、偶然であり運命であり奇跡である。 そして、無意味であり意味である。 私は常に四行からなる。それこそが私の証明である。 私の名はロア。私が事実に打ち勝つ日まで―  
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