サン

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「…せんせ、絆創膏ちょーだい…大きいやつ…」 「絆創膏?」 首を傾げながら先生は絆創膏を僕に渡してきて。渡された絆創膏を、先生の首筋に、僕が咲かせた華に被さるようにぺたりと貼った。 「…ごめん」 「なんで先生が謝るの…」 へらっと笑って先生の頬に触れれば、先生も微笑んで僕の髪を撫でた。 ああ、なんだか眠くなってきた。 「眠い?」 「ん…」 「ねよっか」 今度はいつ、僕の番が来るのだろう。もし、ずっと来なかったらどうしよう。 「また、会えるかな…せんせ…」 「当たり前。絶対会えるよ」 「…また、今度ね…」 「ん、おやすみ…」 先生は僕の首元まで毛布を掛けてくれた。頬に柔らかい感触をうけ、僕はそのまま眠りについた。
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