第1話

取り残された相棒 仮面ライダーＷ

―――――――市街地

仮面ライダージョーカーとキャットドーパントの戦闘は仮面ライダージョーカーの優勢で進められていた。

ロストドライバーによりジョーカーのメモリの性能を完璧に扱え、日頃から鳴海壮吉に鍛えられた翔太郎は強い、一般人がただメモリを使っただけでは勝ち目はない。

突如、起こった戦闘に市街地にいた人々は逃げていく。

「そろそろ決めるぜ…」

ジョーカー

マキシマムドライブ！

紫色の淡い光が仮面ライダージョーカーの右手に集まっていく。

「ライダーパンチ！」

仮面ライダージョーカーはキャットドーパントの方に一直線に跳んでいく。