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サラマンダーは銃弾が来た方向を見た。
「こっちよ…ファントム!」
そこにはスーツを着た若い女性―大門凛子が銃を構えていた。
「大丈夫ですかー!」
そしてその隙にカラフルな服を着た青年―奈良瞬平が少女を抱き抱え、猛ダッシュで少し離れた木の影に少女を下ろした。
「くそっ!」
サラマンダーはさらに怒り体を纏う炎がさらに大きくなった。
「お前の相手はこっちだろ」
サラマンダーはバッと後ろを見た。
そこにはもうグールの姿はいなくなり、晴人1人だけが立ちすくんでサラマンダーをジッと見ていた。
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