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天文十八年――
高梨政頼を攻めているときに、武田軍が戸石城に攻めかかった。さらに、思わぬ急報が告げられた。
『清野、寺尾の諸将が当家を裏切り武田に加勢しています!』
義清は激怒した。すぐに高梨政頼と和睦して、寺尾へと攻めかかる。そして、寺尾をふたたび手中におさめ、戸石へと進撃した。
楽岩寺光氏の奮戦もあり、また戸石を護る矢沢頼綱の防禦もあり、武田は散り散りになり消えた。
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