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「え? わかりましたよ。僕、超能力者ですから」
どうやら連日連夜の回収作業で、天使ながらも疲れていたらしい。
聖なる力を使えば少年が普通の人間ではないと、すぐに気付いたものを。
「では超能力少年よ、再び問う。ここで何をしている?」
「超能力の件は内密に願います。僕は白鳥です。ラッキースターを何とかしたいと」
ラッキースターと耳にし、私は驚く。
「そういう貴方はそんな恰好で寒くないんですか? 薄着に裸足、おまけに背中には……翼っ!? 何かのコスプレですか?」
「白鳥少年、君は本当に超能力者なのか? 私はミハエル。友はミシェルとも呼ぶ。天使だ」
「はい?」
こんな感じのやり取りが、しばらく続いた。
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