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「つまり貴方は天使なんでしょう? 人類に力を貸して下さい!」
「それは出来ない」
「どうして?」
「今回の事例は人外の存在からしても、想定外の出来事だからだ。神でも天使でも。妖精でも死神でも。まして無力な人間になど……誰にもどうする事も出来ない」
「そんな……」
白鳥少年は落胆する……かと思いきや……!
「うおおおぉぉぉーーーっ! ますます燃えて来たーーーっ!」
雄叫びを上げ、私を圧倒する。そして何かを閃いたのか、らんらんと目を輝かせた。
「そうだっ! ミハエルさん! ある特定の人物を一人だけ、ここに呼び寄せる事は可能ですよね?」
「あっ、ああ……それなら……」
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