Miracle

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「よし!行こうっ!」 「待てっ!僕の計算によるともう少し北から目指した方が……」 覚悟を決めたのか田中少年の声にはもう迷いはない。 白鳥少年に到っては…… 「……全く」 人間という存在は…… 『だから面白い』 気まぐれな死神の言葉がやっと理解出来た気がした。 「だから……放っておけない……」 私に出来る事、それは…… 「えっ?」 「これは……僕が家にいた時に包まれた光っ!」
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