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「魔王様！！何故人間がこの場に居るのですか！？」
ここで、一人の魔族の男が周囲にいる他の魔族を押し退け、前に出る
「それに、人間のような下等生物がドラゴンの巣に行って無傷で帰ってこれる筈がない！！この人間は虚偽の含まれた報告をしています！！」
龍を指差し、大声で喚く魔族の男に、魔王は小さく溜め息を吐く
ﾊﾞｲｽ「龍の報告をしっかり聞いていたか？この者の名は、龍・ルシフェル。現魔王である私、バイス・ルシフェルの息子だ。」
その言葉に、魔族の男の顔が青くなる
それはそうだろう、自分が下等生物だと言った相手が、魔王の息子だったのだから
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