十年後

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バイス「勇者か…………。面倒なことだ。」 “勇者”という言葉に顔をしかめながら話すのは“魔王”バイス・ルシフェル バイスが大将を務めるのは“心臓” ついでに、俺の父親だ バイス「フム………。龍、お前の力で王国の様子を見てくれないか?」 龍「もうやってる。………ちっ、城の結界が邪魔してこれ以上は覗けない。」 目を微かに光らせながら父さんの質問に返事した俺は、小さく舌打ちをする バイス「“天の守り手”か?」 龍「恐らく。数ある力の中で弱い方だといえ、俺の魔眼の力を弾ける結界を張れる奴はあいつしかいない。」
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