俺、拒否しますから

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少女はただ、自分を心配してくれているだけなのだ そう思うと一気に身体の力が抜けた 同時に、こんな優しい少女を疑ってしまった自分に嫌気が差した 「……………?」 少女は一瞬光った龍の目を見て、不思議そうに首を傾げている その姿はまるで小動物のようで、龍は自然と笑顔になる 龍「あぁ、ありがとな。」ガシガシ 龍がタオルを受け取り、少女の頭を乱暴に撫でると、少女はフニャリと顔を緩ませ気持ち良さそうにする そして龍は撫でている手を離し、ソアラのところまで少女を移動させ――― トリシア「ふぁっ!?」 龍が怪我をしてからずっと後ろの木陰でオロオロしているトリシアのところへ転移した
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