プロローグ

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貴女が俺と話すときは、いつも『ごめんね』と言って泣いていました 俺がご飯を食べるときだけ、貴女は俺の前で笑っていましたね 自分もお腹が減っていたのに、それを我慢して気丈に振る舞ってくれた貴女に、俺が一体どれほど感謝していたか知っていますか? 貴女に伝えたいことが沢山ありました 『ありがとう』って、『貴女が俺の母さんで幸せだ』って、他にももっともっと伝えたいことがあったのに……… ???「お前を今まで庇っていた母親が死ぬということは、もうお前を護ってくれる人は誰もいないということだ。」
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