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長い講義も終わり、急いで家に帰ろうとしたとき愛菜が話しかけてきた。
「そんな急いでるけど?大事な用事でもあるの?」
流石に俺の家にドジっ子猫耳娘が居候してるからなんて事は絶対に言えない。
てか、そんな事言ってもドン引きされるだけだろう。だから、ここは適当にやり過ごそう。
「まあ、そんなとこだ。じゃあな」
「そっか……なら、しかたないね。またね、真鍋君」
愛菜が何故か、とても残念そうな顔をしていたが気にせずに逃げるように俺は講義室を出た。
「だだいま」
「お帰りなさいませ、御主人様。えっと……ご飯にします?お風呂にします?それとも、わ・た・し」
「じゃあ、ご飯で」
「わかりました、私ですね!」
そう言って服を脱ぎ始めようとしたので猫耳娘の頭にチョップを喰らわせ阻止した。
「い、痛いです…」
「変な行動をするからだ!」
これが猫耳娘との日常である。
正直、こんな毎日が続くのかと思うと物凄く憂鬱な気分になる。
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