第2話 ~猫耳娘とバレンタイン~

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今日は、2月14日。 その日は、朝から家の中が甘い匂いで充満していた。 「沢山チョコ溶かしてるけど、そんなに作るのか?」 「いや、このチョコを自分に塗って御主人様に食べて貰おうかと……って冗談ですよ!」 朝からお馬鹿発言する猫耳娘の事は放置して大学に行くために準備をする。 朝ご飯を食べようと思ったがキッチンは猫耳娘に占領されてるので食パンを一枚だけ食べて大学に向かった。 講義室に着くと愛菜に話しかけられる。 「真鍋君にチョコ作ってきたんだけど欲しい?」 「貰うよ。せっかく愛菜が作ってくれたチョコ出しね」 俺の返事を聞いた途端ニッコリと向日葵が咲いた様な笑顔で俺に手作りチョコを渡してきた。 「お、美味しくなかったらごめんね」 そう言われ、もう一度愛菜から渡されたチョコを見る。 「講義まで時間があるし、今このチョコ食べて良い?」 「あ、うん!良いよ」 「じゃあ、頂きます!」 愛菜に貰ったチョコを一口食べた。その瞬間、 (°Д°) 俺の意識は闇に引き摺り込まれた。
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