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「ただいま」
そう言って、家に入ると部屋の電気が着いてなかった。
「また、何か企んでるんだな、アイツ」
やっぱり面倒い事になったと思いながら明かりをつけた。
すると、何かが大声を出しながら俺に飛びついて来た。
「お帰りなさいませ~ご主人様ー!」
俺は冷静に飛びついて来た物体を交わした。
避けた物体は壁に激突していた。
「………」
「よ、避けるなんて酷いです…」
飛びついて来た物体の正体は唇にチョコを塗りたくっている猫耳娘だった。
「何やってんだ、馬鹿?」
「何って、ご主人様!バレンタインにキッスですよ!」
それを聞いて深いため息をついた。
「はぁ…」
「ど、どうしたんですか?ま、まさか!もう誰かとキスしちゃ……モグモグ」
愛菜には悪いがこの面倒い猫耳娘を黙らせるために使わせてもらう。
(°Д°)
予想通り猫耳娘はそのまま銅像の様に固まって動けなくなっていた。
これで今日はゆっくり出来そうだ。
これこそ、ハッピーバレンタイン……なんちゃって。
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