第1話

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そんな中にも、時折見舞い客がある。 そんな時には、入院患者も、お手伝いの人も、満面の笑顔で対応していた。 そんな忙しい中一生懸命にお世話してくれる人々に囲まれて、中田豪は幸せだった。 飯は、近所のお年寄りが、交代で持って来てくれる。 今も、そんな時間だった。 「お昼ご飯だよ。 たくさんお食べ!」 今も、そんな人達の優しさで、病院は辛うじて稼動していた。
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