第三章 「何か意外な日だっ!!」

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「じゃあ、京介君はまひろちゃんとお勉強の本を選んでね。あたし達はコスプレの本を探して来るから。姫ちゃんは何の本を探しに来たの?」 「わらわは小説じゃ。今日が発刊日の本があるでの」 「そ。じゃまた後でね~」  優衣ちゃんとエミは趣味のコーナーへ、姫は小説のコーナーへ、そして俺とまひろは学習参考書のコーナーへ向かった。  この本屋はこの辺りでは一番の品揃えを誇り、たいていの本は置いてある。参考書や問題集など星の数って言っていいくらい置いてある。だが人間て言うのは選択肢が多過ぎると逆に選べなくなってしまうものだそうだ。  確かにこれだけあるとどれを選んでいいか分からない。
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